
下肢静脈瘤の検査には血管エコー(超音波)が一般的で、外来で受ける事ができます。
ゼリーを塗り、そこに超音波発信器を当てながら調べていきます。
片足で約10分程で済み、痛みもありません。
これによって静脈瘤の部位が足の付け根か、膝の裏か、それ以外なのかを判定し、その静脈が逆流しているかも調べます。
超音波では静脈の太さや形、血液の流れ方によって下肢静脈瘤の原因を調べ、一次性か二次性かを判断します。
一次性は静脈の壁や弁、表在静脈と深部静脈のつながった部分の異常によって生じた静脈瘤、二次性は静脈血栓症後や動脈と静脈が直接つながる「ろう」によってできた静脈瘤です。
このどちらかによって治療方法が異なってきます。
手術の必要があれば、血液検査、感染症、心電図、胸部レントゲン写真の検査も行われます。